こわい話

久しぶりに会った友達とスペイン、モロッコの旅の話を聞きながらお茶をしていました。旅の話が一段落したところで、友達が声のトーンを一段階落として「実は…」と。
話を要約すると、彼女は4人の女友達とフラットシェアをしています。土曜日の夕方彼女以外の3人は遊びに出かけました。彼女は一人で留守番。暫くしてトイレに行きたくなりました。バスルームに入ってドアを閉めた後彼女は気づきました。このバスルームのドアは鍵が壊れていて、しっかり閉めてしまうと内側から開けられなくなる。でももうドアは閉まってしまって、彼女は仕方ないのでルームメイトが帰って来るのを待つことにしたんだけど、その日は土曜の夜でルームメイトたちは全員彼氏の家に泊まりに行ってしまい、いつ帰ってくるか判らない。
彼女は何時間バスルームに閉じ込められたと思いますか?なんと、27時間。窓も換気扇もないバスルームで27時間だって。思わず村上春樹の小説を連想したけど、こわすぎて口に出せなかったよ。27時間は笑い話にするにはちょっとシリアス過ぎる長さだと思ったけど、彼女の手前取りあえず、笑い話にしておきました。