フェリーニのローマ

圧倒されてしまった。 ここまでカルチャーが違うのか。今更、やっと今更その大きな事実に気付かされた感じ。どこまでが冗談でどこまでが本気なのかを推測するのさえ難しいくらい、私が今までみてきた文脈から離れてた。絵作りにいたっては層が厚過ぎて。構図…

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年のせい

つまんなくてもおもしろくてもウォン・カーワイ作品は 取りあえずスクリーンで見る事が義務だと思っている節がある。 ジュード・ロウが演技しているところを初めて見た。 ノラ・ジョーンズは加藤ローサ似。 レイチェル・ワイズいかす〜。 撮影はクリストファ…

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ハリー・キャラハン

先週NHKhiがダンディ選手権ていう特番をやってて、 その下らなさ加減はタモリ倶楽部も超えるのではというくらいのおもしろさだった。 内容は、アート、音楽、文学、芸能、政治思想からそれぞれ3,4人のダンディを挙げ、 各部門でNo.1を選出し、更にそこから…

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暗闇で目を凝らせ!

今週は4日間連続でプリントの〆切が重なり、4日間フルで暗室に入っていた。 最初の3日間は平均15カットをプリントしていいペースを保っていたのだけど、 4日目になって色を判断する目がおかしくなってきて、急激にペースダウンした。 こうなってくるとほ…

光の指で触れよ

光の指で触れよ作者: 池澤夏樹出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2008/01メディア: 単行本 クリック: 12回この商品を含むブログ (23件) を見る ここ数年読むという気にならなかったから、 物語りを読まなかった。 急に、久しぶりに長編小説を読んだ。 活…

キル

毎年恒例のNODAMAPをシアターコクーンに観に行く。 再演なのでストーリーよりどうしても役者の演技に目がいっちゃう。 妻夫木聡と広末涼子というキャッチーなキャスティングでどうなるのかなあ、 と思っていたけど、妻夫木君やりますなあ。 12月から一ヶ月以…

巨匠!!

夢 [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2007/12/07メディア: DVD クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 最近私にしてはめずらしく雪かき的仕事をがしがしこなす生活が続いている。 仕事があるのはありがたいことですが、喉が…

動かない映像は写真ですか?

BS朝日でやっていた「須賀敦子静かなる魂の旅」という番組をみる。 民放でこういう番組が作れるなんて、BSチャンネルってすごい可能性を持っているのだなあ。 テレビで流れている映像を見ていて「あれ?これ写真?」と疑ったことは今迄一度もなかったけど、 …

ジャン・ルノワール

草の上の昼食【字幕版】 [VHS]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 1998/02/27メディア: VHSこの商品を含むブログ (1件) を見る[rakuten:guruguru2:10023440:image] 随分前に昼下がりのNHKで『フレンチ・カンカン』が流れてたのをたまたま観て虜になり、 その…

The science of sleep

ミシェル・ゴンドリーの一番最近の作品。 この人は本気で(というか素で?)で撮るとアメリカ映画ではなくフランス映画になるのか。 どこかゴダールとかルイ・マルを連想させる。 いつも緻密なミシェル・ゴンドリーだけど今回はある意味崩壊寸前ていうか。 …

レンズはツァイス

ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』を観て消化不良気味になったので、 これを良い機会にと観たかったキューブリックの『バリー・リンドン』を観た。 ヨーロッパ中世モノつながりで。 これと比べたらソフィア・コッポラも気の毒か、と思うくらい…

ギャラはしゃぶしゃぶ

友人の店が閉店記念に冊子を作ることになり、その冊子の撮影をした。 shopが制作する冊子っていう形態はどうもとても魅力的だな。 どこででも入手できるものじゃなかったり、限定ものだったり、 というもの血が騒ぐ理由ではある。 とにかくそれほど鼻息の荒…

いながらにして旅をする

NHK新シルクロードを見てたらウズベキスタンのモスクのタイルを修復している職人さんが 「私は金の為に仕事をしたことは一度もない。 つねに名誉や神様や社会の為に仕事をしているんだ。」 と言っていたのが印象的だった。 そのモスクはある一族が代々タイル…

効用

ロンドン帰りの雰囲気を引きずっていた頃に写真について書いていた文章は、 今読むと新鮮でおもしろい。 清々しい文章だなあ。自分で言うのもなんですが。 最近ようやく自分の日々を少し俯瞰で捉える事ができるようになってきた。 ある事に取り組んだり夢中…

森鴎外曰く。

『一体日本人は生きるということを知っているのだろうか。小学校の門を潜ってからといふものは、一しょう懸命に此学校時代を駆け抜けようとする。その先には生活があると思ふのである。学校といふものを離れて職業にあり附くと、その職業を為し遂げてしまは…

冬の旅

この半年くらい毎朝の運転中にはNHKFMを聴いている。 おかげで普通にクラシックを聴くようになった。 で、今日はこの蒸し暑い時期に全く似つかわしくないのだけど、「冬の旅」。

クラッシュ

友人からバベルに似た構想でバベルよりおもしろいと聞いて観たかったのにレンタル屋でずっと貸し出し中で観るのが叶わず、ようやく。 多民族国家アメリカの悲劇と救済の話。さりげなくキリスト教色が強い。ところどころに映るサンタクロースやクリスマスツリ…

太陽がいっぱい

途中まで料理しながら観てたのでストーリー追えなかったけど、色味とか服装とかすごいいいなあ。ナポリとローマの街並もたくさんでてくる。音楽もいい。 ナポリ!! 行きたい。英語はもうほどほどにしてフランス語とイタリア語をちょっとはしゃべれるように…

コパアメリカ

アルゼンチンvsブラジル。 バリバリの一軍を揃えてやる気満々だったアルゼンチンが、PKで勝ち上がったブラジルに完敗でしたね。 やはり南米の試合は素敵だ。頭の中のBGMは完全にボサノバかサンバだ。除湿効果あり。アジアカップよりコパアメリカを真剣に見と…

ハピネス三茶

2003年当時の私は何事よりも仕事優先な感じの生活をしていて多分人生最大に忙しく、または忙しぶっていたので「すいか」というドラマが放映されていたことなんて全然知らなかった。 DVDレンタルという文明の利器がなければ出会えなかったよ、危ないところだ…

シチリア料理食堂

夜ご飯の外食がなかなかできないので自分でおいしいディナーを作る決意。 米なすとモツァレラの重ね焼き イワシのグリル ウニとレモンのパスタ すべてシチリア郷土料理、なのでシチリア産の白ワインを探しまわったが発見できずチリ産(何故?)のワインで手…

フィリップ・シーモア・ホフマンの悪役見たさでMI3を見始めたが、ハリウッド映画の毒牙にやられ、途中棄権。アメリカが作った殺戮のシーンやテロを彷彿とさせるシーンをどうも娯楽として呑気に眺められない。センシティブになり過ぎではない、正常な反応だと…

ヘルシンキ行きたい(←思うつぼ)

遅まきながら映画『かもめ食堂』を観た。フィンランド観光局の回し者的なかわいい映画で。みんな変わって行く、いい感じに変わって行けばいい、というsubjectは特に海外で一緒に過ごすという状況でリアルに感じるものなのか。そういう設定だと理解しやすい、…

「脳と仮想」

入院中に顔を出してくれた友人がお土産に茂木健一郎の「脳と仮想」を置いていったので、祖母の家で休養している間暇な時にのんびり読んで過ごしてました。この本は本当にとてもおもしろかった。こういう類いの文章(論考?)で人柄の良さがにじみ出るってあ…

老人力

先週までバウスのレイトショーでアンリ・カルティエ・ブレッソンのドキュメンタリーをやっていたので、最終日に駆け込みで観に行く。きっとガラガラだろうとタカをくくっていたらやや行列になっていて、それでも隣でやっている『ハチクロ』の列かと思ってた…

読書

「女たちは二度遊ぶ」吉田修一 「ニューヨークの古本屋」常盤新平 「high and dry」よしもとばなな 「うずまき猫のみつけかた」村上春樹 村上春樹といえば、去年カフカ賞を受賞して今年はノーベル文学賞の有力候補と言われているが、どうなんでしょう。もう…

夜ごはん

秋鮭の焼きびたし(ししとう、茄子、いんげん、蓮根)。とろろいも(今井家に倣ってみそ汁で味付け)。みそ汁。五穀米。色んな野菜のサラダ。 その後夜遅くにフレッシュネスにお茶しに行くと、何を思ったのか夕食後にも関わらずクラシックバーガーをオーダー…