Big fish

ティム・バートン監督。ユアン・マクレガー主演の映画。日本でももうレンタルしてるのかな。心温まる変な話。ポール・オースターも多分こんな感じのことをミスター・ヴァティーゴでやろうとしていたんじゃないかなあ、とこれを観ていて思いました。同じように訳分からん、ありえん、という展開なのにティム・バートンだとちょっと毒っけのあるおとぎ話になって、なぜオースターだとあんなに鬼気迫る話になっちゃうんだろう。ティム・バートンは常になんか悲しげで、そこが心温まる。なんでこんなやばい世界観を持っている人がメインストリームにいるのかが不思議、と思う。でもそれを言えばガス・バン・サントもそうか。というかみんなすごいよ。メインストリームにはそれなりの存在理由が立派にあるわけだよ。その世界観はやばい、あり得ない、という極地に多分conventionalなものが一回転して存在しているのではないか、と思ったりした。観てないけどハリー・ポッターの世界観とかもしかしてとてもやばいのかも。