Weather project

47% BELIEVE THAT THE IDEA OF WEATHER IN OUR SOCIETY IS BASED ON CULTURE
53% BELIEVE THAT IT IS BASED ON NATURE
少し前までTate modernでやっていた展示でWeather projectというのがあった。Olafur Eliassonという人の作品です。ずいぶん長い間展示していたので多くの人が体験したと思いますが、今は残念ながら終わってしまった。あれは常設すればいいのにと思う。どういう展示かというと、Tate Modernの巨大なエントランスホールにオレンジ色の大きな丸い光を浮かび上がらせているというものです。その空間は4階分ほど吹き抜けになっていて遠くの天井はミラーになっていて見上げると自分たちの姿が映っているのが見えます。広い空間に私たちは寝そべったり、歩いたりしながらその展示を体験するというものです。簡単に言うと人口の太陽をものすごく広い室内で経験するという感じの作品です。
これは人が色々なことを理解しようとするときに、天気とか自然を通して理解しようとすることが結構多いのではないかという話なのではないかと思うのです。雨とか暑いとか寒いとか雪とかスコールとか台風とか、夕陽とか、自然現象に遭遇すると人って割とエモーショナルな気分になりやすいものだけど、じゃあその自然現象を自然抜きにして作ってみたけど、どうですか?みたいな作品。この人は同じような考え方で、ギャラリー空間に人工的に滝のようなものを作ったり、川にかかる橋のようなものを作ったりしていて、それはすごくおもしろい考え方だなあと思います。
何か特別なことではなくて、何でもいいから毎日の物事の感じ方とか考え方とかのめちゃ基礎的な部分を、じゃあその辺どうなんですか?と問うって感じ。なんかうまく言えないけど。