スイスのデザイン

この国はすべてが整頓されていてかわいいです。街のサインやお店の看板や建物からゴミ袋のデザインに至るまで全てがちょうどいい感じです。気負いがなく居心地がよい。でも友人に言わせると今は少しデザインの質が全体的に落ちてきているらしいです。60年代が黄金期だったらしく、今滞在しているフラットは60年代に建てられたもので、ドアや階段の手すりが懐かしいオレンジとブラウンの組み合わせ。窓枠も木でできていますが、全然古い建物という感じがしません。地震と湿気のある日本では考えられないな。その頃のこの国の経済状態も関係あると思うし。スイスという国はとても興味深い国で、国のあり方ってその国の風景にものすごく影響を与えるものなんだなあ、と改めて感じます。(たとえば夜中に電気を使うために原子力発電所を建てるか、原子力発電所を建てない代わりに夜中は電気を極力使わないかという国民投票を行い、やっぱり原子力発電はいやだから電気はなるべく使わないことに決まって、夜はろうそくを使うことが多いとか。)