読書

『世界を肯定する哲学』保坂和志 を拾い読み。

    • 現実の中でももしかしたら人は自分のいる空間を俯瞰するような視野を作り出しているのかもしれない。「意識」がつかのま間借りしている、「私」と呼んでいるこの生体は、本当のところ、それまで経てきた「場所」や「時間」や「対象」をただ保管しているだけの貯蔵庫に過ぎない、ということかもしれない。
    • ゴールやサヨナラホームランの瞬間の歓喜は、二度と味わえないほど特別なものではなく、同質の歓喜を1シーズンに何度も味わう事はできるけれど、歓喜はいつもその場でしか起こらない。歓喜は誰の所有物でもなく、ただその場で起こる。
    • 人間の考えというものは身体性や知覚や個々の経験と無縁のものではありえないのだから…

途中から全然頭に入って来なくなってきて、いつの間にか寝てた。