クラッシュ

友人からバベルに似た構想でバベルよりおもしろいと聞いて観たかったのにレンタル屋でずっと貸し出し中で観るのが叶わず、ようやく。
多民族国家アメリカの悲劇と救済の話。さりげなくキリスト教色が強い。ところどころに映るサンタクロースやクリスマスツリー(ストーリーには絡まない)しかり。
映像のつくり方がとにかく丁寧で、夜のシーンが多いからなおさら強調されるライティング技術の素晴らしさに、希望を感じます。一言で言うとフィリップ・ロルカ・デコルシア風。
ストーリー抜きで映像だけで観てもテーマを感じさせる。そういう映画のつくり方はすごい。