Lost in translation

名画座で今週一杯までやっているという情報を入手したので、駆け込みで観に行った。これはすごいね。うわ東京じゃ〜ん、て頭抱えたくなる感じですね。東京ってどうがんばってもきれいじゃないんだなあと思った。でも愛すべき街だな。なんかわかんないけどこの映画は好きです。東京=懐かしいし、異国にいる違和感も状況として理解しやすいからかもしれない。単純にこういうストーリーを見せてほしかったというのもある、多分。そこがソフィア・コッポラのうまいところで。ああ暫く誰もこういうものを見せてくれなかった、と思わせる。でもそのストーリー展開はそれほど重要な要素ではないと思われます。ところどころ東京のおしゃれアイコン的な人々が登場するのが若干気になったけど、それは別にまあ流せる程度のひっかかりで。個人的には主人公のダンナの職業が普通にカメラマンだったのがおかしかった。ペンタ67をペリカンにつめているシーンに何処も同じ、と思った。こっちのポスターには日本語で「翻訳することで失われるもの」って書いてあった。ちなみに台湾人の友達と観に行ったのでその子の方が観方として正しい観方をしている筈。日本語は一切翻訳されていなかった。そうして映画館を飛び出したら外は当然ロンドンで、帰りの電車で外の風景を眺めながら今日のロンドンの夜景はいつもよりきらきらしているなあ、と思った。

最近ちょっとネットで世界に向かって独り言を言うってすごいことだよなあと思った。そうしたら今日はめちゃ長い日記になりました。眠いからというのもある。そして今夜は我がダンナがロンドンに無事到着する、筈。しかし彼のことなので最後まで油断はできない。