ただいま

1泊でベルリンに行ってきました。2日しかなかったので旧東ベルリンエリアしか歩けませんでしたが、こんな街が本当に存在するのか?というくらいいい街でした。TV塔に登って上空から眺めたベルリンはおもちゃみたいでした。街の至る所にホーフ(多分中庭っていう意味だと思う)があって、そこに色々なお店が入っていて丸2日間MITTEというエリアだけを歩き回り、疲れたらカフェで休憩ということを繰り返してましたが、全然飽きなかったよ。全部個人経営でお店と工房を兼ねているのが、すごい。本屋もたくさんありました。
こんなにたくさんカフェがあって、靴屋があって、鞄屋もあるけど、どうやって商売が成り立っているのか?と最初はいつものように疑問に思いましたが、途中からその考え方自体が違うということに気がつきました。東京やロンドンは個人経営のお店が少なく簡単に言えば街の大半が大規模な商業主義(例えばマックとかスタバとか)で成り立っていて私はそれが当たり前だと思ってしまっていたけど(そうじゃなければ経済は成り立たないし商売として成功しているってそういうことだと)、その考え方は全然ベルリンでは当たり前じゃなかった。そうでありたいね、と話すことはあっても本当に見るまで全然それが可能だと信じていなかったのかもしれないなあ、と思いました。世界は広いし、無理だと思っていたことを普通にやっている人たちがここにいるやと思い、のびのびとした気分になりました。
と私がいくら東ベルリンの良さを伝えようとしても私の気持ちの十分の一も伝わらないと思いますが(天井がとても高くて歩道が異常に広い、と言ったところで「それが何?」と思うだけでしょう?)、率直に言えば、もしどこかに行こうかなと思っている人がいるなら、東ベルリンに行ってみるのもいいよと私は薦めたいのです。