旅情

帰宅後TVでやっていた「男はつらいよ」を観る。今日はパーティで一度涙腺が緩んだからかエンディングで妙に泣けてくる。昭和56年の東京の風景が懐かしく、歳末大売り出しののぼりとかジングルベルがかすかに聞こえる商店街で西日が顔にかかる二人の会話。あれは良かったなあ。何がどう良いのか説明できないけどいいシーンだった。映画だなあって思う。山田監督の根性を感じる。シリーズ28作目にして妥協なし。アベレージ高い。
見終わってしみじみと「寅さんみたいに生きてみたいなあ。」と思う。寅さん好きの言うお決まりのセリフですがね。いつもふらりと旅に出て、旅先で仲間と再会したり、恋をしたりして、東京には待っているあたたかい家がある。大人になればなるほどこの設定がどんだけユートピアかってことを思い知るなあ!