秋なので

栗を大量に買い込みひたすら皮を剥き、栗ごはんと渋皮煮を作る。遊びにきた友人もつられて剥いてた。人は調理するのにこんなに手間がかかるものをどうして食べようと思ったの? 食って文化だよねとつぶやかずにはいられない。料理っていうよりむしろこれは暗室作業に近いような、図工の時間に近いような。こんな感覚を昔から人は持ちつつ、栗の皮を剥いたのかね。栗の皮に限った話じゃないんだけど。最初の目的から離れたところにおもしろさを発見して追求しちゃう感じ。 料理って一見すごく生産性がある作業なので、自分のやっていることに(その非生産性に?)はたと気付くと結構気持ちいい。あ、多分この延長線上でグルメ本を読むのがおもしろいのかもなあ。