青山ブックセンター六本木店は私の東京で好きな場所ベスト5入りしていました。

青山ブックセンターと言えばもちろん表参道の本店だけど、私の中では六本木通り沿いの、夜中も立ち読みできるあそこです。夜中にスタジオの片付けが終わってからポリニール(ホリゾント用ペンキ)のついたジーパンのままで、写真集とか雑誌とか立ち読みしに行ったよ。でその帰りにびっくりラーメン。で明け方公団の公園でコーヒー牛乳飲んだりした。懐かしい。びっくりラーメンはずいぶん前に潰れたし、六本木通り沿いのマックもなくなっちゃったし。再開発(六本木ヒルズ)で公団が全部取り壊されて、スタジオが潰れて跡地がタイムズになっているのを見に行ったときも、しみじみとした気持ちになったけど、これで青ブックまでなくなってしまったら、もうあの頃私が見ていた六本木が全然なくなっちゃうんだなあ。ほんとに。私はあの頃の六本木が実はとても好きでしたよ。昼間とか明け方のちょっと裏の方の通りとか。とても地味な感じで良かったよ。そして深夜の青ブックの立ち読みは、私に夢と希望を与えてくれたんだけどなあ。
こういうことがあると、歳を取って行くことの渋さっていうか、そういう感じですね。