レンズはツァイス


マリー・アントワネット (通常版) [DVD]バリー リンドン [DVD]



ソフィア・コッポラの『マリー・アントワネット』を観て消化不良気味になったので、
これを良い機会にと観たかったキューブリックの『バリー・リンドン』を観た。
ヨーロッパ中世モノつながりで。


これと比べたらソフィア・コッポラも気の毒か、と思うくらい
絵作りに差が開いていた。
完璧に美しい絵の紙芝居を観ているような映画だった。
妥協しない、というかできないというか、そういう性分なんだろうなあ。
願わくばデジタルリマスターされてフィルムの色が再現された状態で観てみたい。
デジタルリマスターして欲しい映画リストが又増えちゃった。


ついでにいうとストーリーもおもしろかった。
微妙なラインで全てがツボにはまり一人で吹き出しちゃう感じが。
音楽のセレクト/使い方も絶妙だった。
ここまでくるとただ単に私の好みの問題だ。
好きな映画、というか「あなたのその映画作りにたいする姿勢が好きです。」という映画でした。